イタリア・ピエモンテ州のバローロ

2009年12月04日

今回は黒田のちょっとだけワインです。

まず、ピエモンテとは"山の足"を意味しています。ここでの山とはアルプスのことです。

また、ピエモンテは平地が少なく、斜面が多く少しずつ方位と高度が異なる為に、各畑によっても性格が異なるワインが仕上がっていると思います。また、この州の有名なブドウは、バルベーラ、ブラケット、ドルチェット、フレイザ、モスカート、ネッビオーロ等があります。

北イタリアで特に有名なワインはネッビオーロ種から造られる、バローロとバルバレスコといわれます。

その他にDOCネッビオーロ・ダルバ、DOCランゲ・ネッビオーロ、DOCGロエーロ等数多くのワインが生産されています。

今回はその中でもバローロを取り上げてみます。

現在バローロの地域では1700haを超えるブドウ畑があります。

そのほとんどは、バローロ、カスティリオーネ・ファレット、モンフォルテ・ダルバ、ラ・モッラ、セラルンガ・ダルバの5つの村を囲む丘陵斜面に位置します。

 

バローロ村のワインは全体的にしなやかでおおらかな、女性的な感じと、逆にしっかりした濃縮味のあるワインだといわれています。おそらくクラッシック なバローロが出来る地域だと思います。

お薦めのブドウ畑は、ブルナーテ、カンヌービ、カンヌービ・ボスキス、チェレクィオなど。

 

カスティリオーネ・ファレット村は5つの村の中では1番小さく、丘の上に位置するために畑がほとんどが丘の斜面に位置しています。ワインはしっかりとしたフルボディで濃縮味を備えています。

お薦めのブドウ畑は、フィアスク、モンプリヴァート、ロッケなど。

 

モンフォルテ・ダルバ村はバローロの中では3番目に大きい村で丘の頂上に町があり、畑は斜面に位置しています。ここのワインはバローロの中では最も長熟が必要とされ、最も濃縮したワインが出来ています。

お薦めのブドウ畑は、ブッシア、ジネストラなど。

(ブッシアの中ではチカーラ、コロネッロ、グランブッシア、ソプラーナ)

(ジネストラの中ではチャボット、ソリ・ジネストラ)

*ブッシア、ジネストラには副次的畑がある為に以上の畑を更にお薦めしました。

 

ラ・モッラ村も丘の上にあり5つの村の中では1番大きく、ワインはとても豊かでシルキーな味わいで、若いうちからも飲みやすい。

お薦めのブドウ畑は、アルボリーナ、ブルナーテ、チェレクィオ、モンファレット、ロッケ、ラ・セッラなど。

*バローロとラ・モッラに同じ畑名があるのはまたがっている為です。

 

セッラルンガ・ダルバ村は2番目に大きく、ワインは最も豊かでフルボディ、また長熟に適している。

この村には、アンジェロ・ガヤ、ブルーノ・ジャコーサ等有名な生産者が畑を所有しています。

お薦めのブドウ畑は、ファレット、オルナート、リオンダなど。

機会があれば是非お試し下さい。

イタリアワインとは?

2009年10月09日

皆さんブログ参加頂いて有り難うございます。

 

今回は、黒田です。

イタリアワインは色々なワインのスタイルがあり、例えばブドウ品種でも土着の品種とその他世界中の品種までも栽培されています。他の国では考えられない事のように思いました。

また、ワインによっては世界でもトップクラスのワインまで生産され、とても個性的なワインが数多く生まれています。私がイタリアワインを知った頃と現在ではワインのクオリティーはとてつもなく向上しています。

例えばギリシャ人はイタリアを"エノトリーア"ワインの大地、または支柱で支えられたブドウ樹(ブドウ栽培と言う野心)と呼んでいたそうです。

考えてみるとイタリア全土でワインの栽培がおこなわれています。

更に、温和な気候、陽光、土壌、山脈が適していると思います。

土壌は火山性で、石灰華(石灰を含む水溶液から沈殿した炭酸石灰。温泉付近に多い。)や石灰石(炭酸カルシウムから成る動物の殻や骨格などが水底に積もって生ずる。主に方解石から成り、混在する鉱物の種類によって各種の色を呈する。建築用材または石灰およびセメント製造の原料。石灰岩)が多く、砂利混じりの粘土(土壌学的には通常0.002ミリメートル以下の、風化作用を受けた二次鉱物粒子をいう。広くは水を含めば粘性をもつ土の総称。各種の粘土鉱物・水分などから成る。れんが、瓦、セメント、陶磁器の製造原料となる。)に富んでいる。

従ってイタリアはブドウ栽培に適していると思います。もちろんその他にも色々な条件が揃っていると思います。

基本的には、イタリアはワインを大量に生産し輸出する国です。

しかし1970年代から、イタリアワインは政府が認めた公式呼称ワインに限らず、独自のオリジナルワインの開発をおこないVino da Tavola(フランスではVin de Pays)として生産され始めワインのクオリティーが少しずつ向上したと思います。

例えば、Sassicaia,Tignanello,Solaia,Le Pergole Torte等とかが有名です。

現在でもまだ多くのスーパートスカンワイン等が造られています。

ブドウ品種 カンノナウ

2009年07月31日

星野さん有り難うございました。

私もいつか富士山には登りたいなと思っていますが、富士山を観に行く事はよくあります。

 一番良かったのは朝7時前に温泉に入ってからの紅富士です。

次に良かったのは、河口湖カントリーから観た富士山です。

富士山は、何回見ても同じ富士山が見れません。

 

黒田のちょっとだけワインは黒ブドウ・カンノナウ

イタリアではカンノナウ、フランスではグルナッシュ・ノワール、スペインではガルナッチャ・ティンタと呼ばれ、またロゼワインも作られています。

起源はアラゴン王国(スペイン)で、1035年から1715年アラゴン国王領だったリオハ、ナヴァラ、ルーションで多く栽培されていました。

その後、スペインのピレネー山脈を越えて、フランスのルシヨン地方に伝わったといわれています。

イタリアのサルデーニャ島は1297年から1713年までスペイン領でした。

また、イタリアでのブドウの栽培はサルデーニャが主で、シチリア州、ウンブリア州、マルケ州、ヴェネツィア州で収穫されています。

ガルナッチャとは本来宝石のガーネット(1月の誕生石で石言葉は「真実、友愛」)の事で、色が明るい朱色を帯びた色をしているので由来されたそうです。

口当たりはソフトで、カシス、スパイス、カカオ等感じます。

3カ国のワインを試すのも楽しいですよ。

 

次回は、出久根さん宜しくお願致します。

ブドウ品種 アリアニコ

2009年07月17日

出久根さん有り難うございました。

夏のバケーションは毎年楽しみですよね。

レストラン勤務だと、家族と一緒に過ごす時間が限られてきます。

よって夏休みは家族サービスの時間に取れるので大切な時間かなと思っています。

私も出来る限り年1回は、海外に出るようにしています。

去年はいけなかったのですが、2007年はフランス・ニース、ブルゴーニュの小さなワイナリーを訪問し、数件のレストランにも行きました。

一番強く感じたのは、私が伺った小さなワイナリーの方はとにかく時間を大切に一生懸命ワインの為に働いていると思いました。

まず、握手をした時の手の感触は"すごい"の一言、硬くてゴワゴワ、毎日ブドウと接しているからですね。

だから、あれだけのすばらしいワインが常に安定して生産が出来るのだなと思いました。

また、レストランは全体的に地域性を大切にしているように感じました。

 

今回、黒田のちょっとだけワインは黒ブドウ・アリアニコです。

このブドウ・アリアニコは7世紀頃ギリシャ人によってイタリア・カンパーニャ州に持ち込まれたそうです。

また、古代ローマ時代の南イタリの詩人ホラティウスはこの黒ブドウ・アリアニコを賞賛していたようです。

現在では、イタリアのカンパーニャ州、ラツィオ州、バジリカータ州、プーリア州、カラブリア州で栽培されています。

南イタリアは太陽に恵まれ、ブドウが良く熟れる為、アルコール度はしっかりし、酸は比較的柔らかいワインが出来きやすい。

従って、濃いルビー色、バニラ、甘草、スペアミント、プラム、カカオ等が感じられ、タンニンがしっかりしています。

 

次回は、星野さん宜しくお願致します。 

ブドウ品種 プリミティーヴォ

2009年07月03日

ブドウ品種 リボッラ・ジャッラ

2009年06月19日

出久根さん、有り難うございました。

黒田はローマ滞在中の1990年にプリンスのコンサートを見に行き、小柄な体系でよくあそこまでパワフルに出来るなと思い感動していました。

流石に世界一流のアーティストだなと再度目の前にして感じました。

また、彼からは人を引き寄せる力を感じました。

とにかく凄い!!

 

今回は、白ブドウのリボッラ・ジャッラです。

このブドウは、イタリアの北東に位置し、オーストリアとスロベニアに隣接しているフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州ゴリツィアが起源の地だといわれています。

リボッラ・ジャッラは土着品種の名前で、ジャッラ(Gialla)は黄色の意味、ちなみにこのワインの色は黄色に近い色調です。

また、ローマ時代にはエヴォラと呼ばれていたそうです。

12世紀のフリウリ・ヴェネツィア・ジューリアはヴェネツィア共和国にとって最も重要なワインの供給源だったそうです。

また、この当時はリビオラ・ディ・コッリオとも呼ばれ好まれて飲まれていたそうです。

1950年代には、遅摘みによる甘口ワインが主流で、カトリックの祭日"ジョルノ・デッレ・モルテ"に栗と一緒に飲んでいたそうです。

色は、緑がかった黄色または、茶色みがかった黄色で、レモン、グレープフルーツ、カリンなどの風味を漂わせ、爽やかな味わいから生産者によってはしっかりした白ワインまで幅広く造られるブドウ品種です。

 

次回は、星野さん宜しくお願致します。

ブドウ品種 モンテプルチアーノ

2009年06月05日

星野さんマンボウは食べた事がないです。

もし、食べる機会があれば是非試してみたいです。

その時に星野さんの気持ちが解るのかな?

 

今回、黒田は黒ブドウ品種・モンテプルチアーノにしました。

このブドウ品種は、イタリア中部のアブルッツォ州のトッレ・デ・パッセリやペリーニャ盆地周辺が起源だと云われています。

20世紀初めにアブルッツォ州とマルケ州に広まったようです。

1500年代には、ローマ法王パオロ3世の御用醸造家は、"法王のボトル(Bottiglia di Papa)"はアブルッツォ州モンテプルチアーノ村で醸造されワイン名はモンテプルチアーノと表記されていましたが、ブドウ品種はサンジョベーゼを使用していたそうです。

よって、サンジョベーゼとモンテプルチアーノ種の混乱を招き、1800年代のワインジャーナリストらによって混乱を訂正したそうです。

また、モンテプルチアーノ種はアドリア海の海岸地方で栽培されています。

このブドウは、濃いルビー色で、イチゴ、チェリー、クランベリーなどの果実味やスパイシーなどの香りを放し、ミディアムボディ位までの味わいがある。よってこの品種は、赤ワインの他にロゼワインも生産されます。

 

次回は出久根さん宜しくお願致します。

ブドウ品種 ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ

2009年05月22日

出久根さん、そうなんですよね。

1日かけてのお祭りですね。

イタリアでの友達の結婚式は今でも忘れられません。

やはり、結婚式は一生の思い出ですよね。

そんな大切な思い出を体験していただくフェアーを開催致しますので、ぜひ宜しくお願致します。

 

今回は黒田の白ブドウ・ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノのお話です。

ブドウの起源について。

いろいろな説がありますが、Vernacciaとはラテン語のVernaculum(原産地)の意味、よってトスカーナ州シエナ県サン・ジミニャーノ市が原産のブドウだそうです。1200年代にリグーリアの海岸地帯チンクエ・テッレのVernazzaから持ち込まれた由来、または、13世紀にギリシャから運ばれてきた説もあります。

最初の記録は1276年、サン・ジミニャーノ市の関税法の書類に記載されていたそうです。

1468年、サン・ジミニャーノ市は、Medici-Rucellaiの結婚式にワインを贈ったそうです。

1541年ローマ法王パオロ三世ファルネーゼの酒蔵番のサンテ・ランチョリオは、"これぞ主人にふさわしい飲み物"と云ったそうだ。

色合いは黄金色で、レモン、グレープ・フルーツの柑橘系の香りと程好い酸味が個性的です。

また、サン・ジミニャーノ市は、世界遺産にも指定されている。

13世紀には、街道の建設が発展し、サフランの生産で、商人で街は潤い、他のイタリア都市やオランダ・ベルギー地方までにも輸出されていたそうです。交易で裕福になった人々は競って塔の建設をし、最盛期には72本の塔が建設されましたが、1555年シエナがフィレンツェに降伏し、街は急速に沈落しました。現在は15本(大聖堂の鐘楼も含め)になりました。

ぜひ、素敵な街ですので機会があれば見に行かれては如何でしょうか。

 

次回は星野さん宜しくお願致します。

ブドウ品種 カナイオーロ

2009年05月08日

少しはすっきりしましたか?星野さん。

時間が経てばいろんな事がありますからね。

ダイエット頑張ってください。

 

イタリアの黒ブドウ品種・カナイオーロ

この品種は基本的には、Canaiolo Neroと呼ばれます。

起源はエルトリア時代のトスカーナ土着品種と云われています。

また、1870年代にはリカゾーリ男爵(元イタリア首相)がブローリオ城において赤ワイン・キャンティを、若飲みタイプと熟成タイプに区別し、彼は若飲みするキャンティに黒ブドウのサンジョベーゼ種とカナイオーロ・ネーロ種に白ブドウ・マルヴァジーア種をブレンドさせるというその当時普及していたやり方を認めました。

これがきっかけでキャンティに白ブドウが入れられるようになりました。

(現在もCastello di Brolioの名前でワインは生産されています)

その後は、マルヴァジーア種よりも生産性が高い白ブドウ・トレビアーノ種が使われるようになりました。

1963年にDOC法がキャンティの生産規定が作られた際、白ブドウを30%まで使用が認められました。

名前の由来は、Canina rosa 野ばらの意味だったり、夏にかけてブドウの色が変わる期間をGiorni canicolari(7月24日~8月24日)から付けられてとも考えられるそうです。

カナイオーロはブレンドすることによって、ワインに柔らかさや華やかな香りを与えます。 

 

次回は、出久根さん宜しくお願致します。

黒田でした。

ブドウ品種 ブラケット

2009年04月24日

ブドウ品種 ネッビオーロ

2009年02月27日

出久根さんありがとうございました。

私もフィレンツェで働いていた頃は常にハプニングの毎日でした。

3月19日から21日までのフェアーは皆でがんばりましょうね。

 

今回の黒田のテーマは黒ブドウ・ネッビオーロ種です

Nebbiolo(ネッビオーロ)の起源は、ピエモンテ州のアルバにあるといわれています。1200年代、ネッビオーロの栽培地域はトリノ近郊で栽培されていたようであります。1268年トリノ近郊のリヴォリ栽培記録でNiboliの名前で記載されていたそうです。14世紀には非常に有名な品種になっていたそうです。また、このブドウ品種は他国でも栽培されていますが、イタリアの品種とは全く異なったブドウに仕上がっています。

Nebbiolo(ネッビオーロ)由来は、果実に付着している蝋分がNebbia(霧)のように見えることや収穫時期に霧が発生することに由来する。

更にネッビオーロ種は4つのクローンに分かれています。

ランピア、ミケ、ロゼ、デル・ボッラです。

では、それぞれ簡単に特徴を

ランピア:果粒は中小粒で、病気に強く、高品質のワインが出来やすい品種。

ミケ:中程度の大きさで、病気に弱く栽培が難しい、収穫量を下げるとアロマが豊かになりやすく、味わい深くなり、タンニンがしっかりしているので長期熟成にむいている。

ロゼ:果粒はやや小さく、果皮が紫がかった色で、豊潤な香りを持つが色が薄い。

デル・ボッラ:果房はやや大きめだが、色素成分が少ない。

また、この品種はイタリアを代表する品種ですが、限られた地域のみ栽培され、土壌は石灰質の泥灰土状の土地がいいそうです。

香りは、チェリー、ハーブ、スパイス、バラ、スミレ、トリフ、タバコ等の香りを持ち、酸とタンニンがしっかりしたワインです。

同義語 ネビオーロ、ネッビオーロ・デル・ピエモンテ、ネッビオーロ・ディ・カレーマ、ネビエウ、スパンナ、ピコテネル、キャベナスカ等の呼名があります。

 

次回は、星野さん宜しくお願致します

ブドウ品種 サンジョベーゼ

2009年02月13日

星野さん有り難うございました。

実は、私共のお客様でもコミックの神の雫を読んでいらした方が多数いらしゃいます。それでコミックは18巻まで買ったのですが、6巻までしか読んでいないのです。早く読まないといけませんね。でもテレビ放送がスタートしたのでがんばって見る事にします。

 

今週は黒田のブログです。 

黒ブドウ品種サンジョベーゼ(Sangiovese)のお話し。

サンジョベーゼ種はまだ不明な点が色々ありそうです。

サンジョベーゼの起源は16世紀以前の記録がないそうです。

エトルリア時代にサンジョベーゼは存在していたのでは?と云われています。1つの由来は、Sangue(血の意味)とローマ神話の天空神であるGiove(ジュピター)と合せて"ジュピターの血"の意味です。"天からの授かりもの"と云われたり、その他にGiovevole al Sangue(血の為になる)とも云われています。

また、2004年に発表されたのが、サンジョベーゼの起源はカンパーニャ地方のチリエジョーロとカラブレーゼ モンテヌーヴォの交配から生まれたそうです。以外でした。

サンジョベーゼは生育が遅いので収穫は10月半までかかることもあるそうです。

色合いは明るいルビー色で、チェリー、スパイス、土、なめし革、タバコ等のさまざまな香りを持ち、味わいは、ミディアムからフルボディのワインを楽しむ事が出来ます。

天候によって

涼しい年には、酸味とタンニンが強くなり、暑い年にはアルコールが高く、長期熟成しやすい。

ブドウ名は?

サンジョベーゼには遺伝子型は3つに別れます。トスカーナ型、ロマニョーロ型、マルキジャーノ型。

トスカーナ型は、サンジョベーゼ・ピッコロ(小粒)のグループ

サンジョベーゼ・グロッソ(大粒)のグループは、モンタルチーノ、プルニョーロ・ジェンティーレなどが含まれます。おそらく類似品種だけで25種類位あります。これは各地方によって呼名も異なります。

イタリアのブドウ品種は複雑で大変ですよね。

 

次回は、出久根さん宜しくお願致します。

ブドウ品種 ピノ・ノワール

2009年01月16日

星野さん、今年も宜しくお願致します。

 

今回は、黒ブドウ品種ピノ・ノワールのお話です。

フランス・ブルゴーニュの原産種で、一般的に果皮が薄いため(ベト病や腐敗病にかかり易い)、果皮に由来する色素や風味も少なくなり、ブドウが開花してから収穫までを長く確保出来ないと豊かな風味のブドウが収穫出来ないとも言われています。また、ピノ・ノワールは気温はやや冷涼な気候を好みます。

従って、薄い色合い、低いタンニン、風味はブラックチェリー、赤いベリー、スパイス、バラの花、土系などを感じさせてくれます。

 

ピノ・ノワール種からできるワインは薄いワインだけなのか?

フランス・ブルゴーニュでは、1980年以降に品質向上が始まった。

発酵前に低温化でのマセラシオンをより積極的に進めた方法。

一般的に10度以下で果皮と種子を果実に浸漬し、色素と風味の抽出がされた後に果実のみを分類して発酵させる。

このような、作業がなされ濃縮感と十分な色合いを持ったワインが仕上がってきたそうです。

 

なぜ、ピノ・ノワール種(ブルゴーニュ)が人気があるのか?

フランス・ブルゴーニュでは、生産面積が狭く、各生産者の生産本数が非常に少なく、入手困難であり、生産者、生産年によって 、また小道を挟んで隣の畑でも、まったく違った味・風味のワインが生産されています。土壌と生産者を味わえるワイン。また、偉大なワインも生産されています。

 

その他に、フランス国内では、アルザス・ラングドック・シャンパーニュ等で栽培され、他国でも栽培されており、イタリアではピノ・ネロ、ドイツではシュペートブルグンダーと呼ばれ、スイス、カリフォルニア、オレゴン、オーストラリア、ニュージーランド等でも栽培されています。

 

先日のニュースで、インターネット上の高級ワイン取引で1999年~2004年までのフランス・ブルゴーニュのドメーヌ・ド・ら・ロマネ・コンティ社の7種類の価格平均と2005年~2008年までで133%上昇したそうです。また、最高の値上がりワインはロマネ・コンティではなくラ・ターシュで234%の上昇だったそうです。

 

今回のブログは黒田でした。

次回は、出久根さん今年も宜しくお願致します。

ブドウ品種 カベルネ・フラン

2008年12月26日

出久根さんありがとうございました

私も、イタリアでのクリスマスを思い出してしまいました

今年も忙しいクリスマスでしたね

クリスマスが終わると、今年も終わりかと実感します

 

黒ブドウ カベルネ・フラン

カベルネ・フランはカベルネ・ソーヴィニヨンの生みの親で色は濃い方です。また、繊細なアロマとスパイシーなアロマを持ち、果実味は豊富で、長熟用のブドウでもあります。

 

カベルネ・フランとのアッサンブラージュ(ブレンド)

カベルネ・ソーヴィニヨンとは、ワインに丸みとラズベリーとか果実味が豊富な風味を与えます

メルロとは、タンニンと長熟力を与えます

カベルネ・ソーヴィニヨンよりは柔らかな渋味と、素朴な感じがします

 

地域によって呼び方が違う

フランス国内では、サンテ・ミリオンではブーシェ、ロワールではブルトン、メディランではブーシーと呼ばれています

 

名前の由来

サン・ニコラ・ド・ブルグイユの僧院にいたブルトンという僧院長が植えたものが最初とされ、それでフランスのロワールではブルトンと呼ばれています

 

気候は

カベルネ・ソーヴィニヨンより冷涼な気候でも栽培される

 

テロワール(土壌)は

砂や土壌に砂礫質が混ざったものを好む。粘土質よりも容易に成熟し、豊かなアロマを表現する事が出来る。

 

今年最後の黒田のブログになります

皆様には、いろいろとお世話になり、ありがとうございました

来年は、より一層頑張ろうと思います

皆様の、良いお年とご健康を心からお祈り申し上げます

ブドウ品種 メルロ

2008年12月12日

星野さん、魚はとても美味しかったです。なんといっても1本釣りなので魚に傷がなく新鮮でした。また、食べたいですね。

 

今回は、黒ブドウ・メルロ

メルロは1784年には、フランス・ボルドーのポムロール、サン・テミリオンで良質のブドウ品種としてすでに記録が残されていたそうです。カベルネ・ソーヴィニヨンと時期も同じくらいですね。

このブドウは、上質でエレガントな品種で、丸みと果実があり、更になめらかさがあります。

また、多彩なアロマを持ち、イチゴの赤い果実や、キイチゴの黒い果実などのジャムのニュアンス、プラム、スミレ、スパイス、皮革、下草などが感じられます。また、タンニンは優しくエレガントさを感じられます。

メルロはアッサンブラージュ(ブレンド)される事もよくある?

前回のテーマだったカベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされる。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、タンニンが力強いのでメルロで和らげる働きをしています。

土壌は?

粘土質の多い冷たい土壌を好む為、フランスだとポムロール、サン・テミリオン、フロンサック、カノン・フロンサック等で栽培されています。メドックでは、少しだけ。

イタリアだとトスカーナのキャンティ地区とボルゲリ地区で栽培されています。この2区でも、まったく性格が違うワインに仕上がっています。例えば、キャンティ地区は丘陵地帯なので、骨格がしっかりして力強く、ボルゲリ地区は海側で、豊満で優しいワインが出来ています。

近年気になっているのは、日本のメルロから造られるワインです。

出久根さん、来週は仕事がお忙しいでしょうけど宜しくお願致します。

ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン

2008年11月28日

出久根さん、ありがとうございました。

ティナあばあちゃんには、もの凄くお世話になったのですね。

 

今回は、黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニヨンです。

カベルネ・ソーヴィニヨンは世界中でも代表的なブドウ品種であり、温暖な気候が適正で、世界中の多くのワイナリーで生産されています。

また、単一ブドウまたは、ブレンドでワインが造られています。

このカベルネ・ソーヴィニヨンは1990年に遺伝学的研究でソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランとの自然交配によって出来たことが発表されました。

現在では、フランス・ボルドー地方の主要品種ですが、実は使用され始めたのは1780年位からだそうです。

どうして植えられたのか?

話によると、シャトー・ラトゥールの責任者が、パリに住んでいるのオーナーに一通の手紙を送ったそうです。

内容は「私は責任者として、一番良い畑に、カベルネ・ソーヴィニヨンを植える事を決めました。なぜならこのブドウは常にベストなワインを造る事が出来るからです。」

この一通の手紙がボルドーでの栽培の始まりで、それから40年後にはカリフォルニアでも栽培され始めたそうです。従って、ボルドーとカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンの歴史はあまり変わらないみたいですね。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、果皮が厚いので熟すのが遅く、色素が濃い品種で、タンニンが強く、若い時には暗い色合い、更に長い熟成が可能です。

また、香りは、ブラックカラント、甘草、スパイス、樹脂、ハーブ、

ラズベリー、チェリー、黒スグリ、スミレ、チョコレート、焙煎コーヒー、皮革、ミネラル、シガー等々が感じられます。

更に、全般的に寒冷の地域で栽培されると、グリーンピース、

アスパラガスのような青物臭い香りも感じられる。

有名な生産地としては、フランス・ボルドー、イタリア、

カリフォルニア、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア等で栽培されています。

次回は、星野さん宜しくお願致します。

 

ブドウ品種 セミヨン

2008年11月14日

星野さん、ちょうど新そばの季節ですね。

先日私も、山梨に新そばを食べに行きました。


前回、セミヨン種を少しだけ紹介しましたので続けます。
セミヨンはフランス・ボルドーが発祥地で、辛口白ワインとデザートワイン(貴腐ワイン)に使用される。
特徴として果皮が薄いため、貴腐菌が付きやすく、日差しが強すぎると、皮やけが出やすく、糖度は高い、しかし酸味は乏しい。
香りは、ハチミツ、洋ナシ、アカシアの花、マンゴー、アプリコットのジャム等々。
また、このブドウ品種は熟成するとより力強さが感じられたり、なめらかで豊満なネクターのような味わいにもなりやすいです。
例えば、オーストラリアでは、シャルドネの次に多く栽培されています。

貴腐ワインとは、
貴腐ブドウからつくられる甘味の強いワイン。
貴腐というのは当て字だそうで、フランスでは"pourriture noble"イタリアでは"nobile"英語は"noblerot"と呼ばれています。
また、3大貴腐ワインがあり、フランス・ボルドーのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、ハンガリーのトカイが有名です。
歴史的には、ハンガリーのトカイがもっとも古いといわれています。
貴腐とは、果皮へカビ(ボトリティス・シネレア菌)が感染する事で、果皮のクチクラ層のワックスを溶かし無数の穴が開く事で果汁中の水分が蒸発し、干しブドウの様にしなびた状態になり、糖度が高まり発酵は長い時間をかけてゆっくり進み、芳香を持ちます。
なぜカビが発生するか?
例えば、ソーテルヌはボルドー地方を流れるガロンヌ川の中流域にあり、川からの湿気で秋になると朝のうちに霧がブドウ畑に立ち込み覆われカビが生え、午後になれば霧も晴れ乾燥します。
収穫が大変?
干しブドウ状態のブドウのみを一粒一粒厳選して手で収穫しなければいけません。
更に、天候が良い日に何人もの人で一斉に収穫しなくてはいけません。

出久根さん来週は宜しくお願致します。






ブドウ品種 ソーヴィニヨン・ブラン

2008年10月31日

出久根さん、ありがとうございました。
イタリア語は覚えるのに大変でしたか?
私は、結構苦労しました。
イタリアで友人が出来てほとんど彼らから教わりました。
日常会話は、Lucaから奥様が日本人で今でも年に一度会っています。
ワインは、Marcoジャーナリストから教わりました。今ではとても有名になられています。
今でも、彼らにはお世話になっています。

白ブドウ、主としてフランス・ボルドー、ロワール地方で栽培されています。
1600年前後、ロワールのヴァンドームにあるプレパトゥール畑で栽培され
ブルボン王朝の始祖アンリ4世の酒と呼ばれていたそうです。
その後、1736年に、ボルドー・グラーブでも栽培されていたそうです。
このブドウは、しっかりとした酸味と青草やハーブの香りが印象的です。
その他に、藁、芝生、草原、スモーク、緑茶、ピーマン、猫のおしっこ、ハーブ等が感じられます。
ロワール地方では、サンセール、プーイィ・フュメが生産され、ボルドーのグラーヴ、ソーテルヌでも生産されています。
グラーヴでは、ソービニヨン・ブランとセミヨンのブレンドで作られるワインで、瓶熟成すると"猫のおしっこ"と表現される香りが使用されることもあります。
また、暖かい気候で生産される、カリフォルニア、ニュージーランドでは、更に、トロピカルフルーツのようなグレープフルーツ、ライム、パッションフルーツなどの香りも楽しめます。
気温、土壌によってワインの性格が変わるのも凄いですね。
是非、試してみて下さい。
来週は、星野さん宜しくお願致します。




ブドウ品種 シャルドネ

2008年10月17日

星野さん、ありがとうございました。
三島のうなよしは、歴史があり
とてもこだわりがあるお店ですよね。
私も以前は、沼津までお寿司を食べに行ってたのを思い出しました。
次回も宜しくお願致します。

今回は、シャルドネ種について
果皮は緑色で、白ワインの原料です。
名前はフランス・ブルゴーニュのマコネ村、シャルドネから付けられたと云われています。
現在マコネでは、プイィ・フュイッセが生産されていますが、
そこで異変種が生まれたかも?
DNAの鑑定結果によれば、シャルドネ種は、ピノ種とグアイス・ブラン種との交配種としてうまれたみたいです。
歴史的にはピノ・シャルドネの名前だったそうです。
現在では、シャルドネ種は世界中で栽培されています。
特に、フランス、アメリカ、イタリア、オーストリア、ニュージーランド等で栽培されています。
フランスでは、ブルゴーニュとシャンパーニュ地方でシャンパンも造られています。
通常は柔らかく、フルーティーな香りがするワインなのですが、
これに、オークの樽を使うことで、バニラ、スモーク、キャラメル、バター、ロースト等の香りがかもしだされます。これは、オークの樽の焼付け程度によって香りが決まってきます。
今では、このような香りを出すのに、ステンレススチールの容器にチップを入れたりする方法もあります。この方法だとオークの樽を使わずにすむのでワインが安く仕上がるそうです。
ただ、品質に関しましては...
このように世界中で作られているブドウ品種シャルドネは、おそらく世界で一番最高の白ワインを生み出していると思います。

出久根さん、イタリアでのお話し楽しみにしています。

ブドウ属

2008年10月03日

出久根さんありがとうございました。
イタリアで初めに出会ったティナおばあちゃんが思い出になる人でよかったですね。
たまに、お客様からワインが出来るブドウって食用なの?質問があります。
ブドウ属は大きく分けると、北アメリカ系、中央アジア系、台木系、ヨーロッパ系になります。
ブドウの全生産量の80%がヨーロッパで作られワイン用に使用されています。
1)北アメリカ原産のヴィティス・ラブルスカ(アメリカ系)で生食やジュースに多く利用されています。
食用でもワインは造れますが、水っぽく、酸味が少ない。
ワイン用のブドウは糖分と酸味があり、 まろやかな味と濃くがあります。
2)ヴィティス・アムレンシス(中央アジア系)は少量だけ栽培されています。
このブドウは日本の十勝ワインに用いられています。
3)ヴィティス・リバリア(台木系)はブドウの害虫「フィロキセラ」に対して抵抗力があることから現在ではヨーロッパ系のブドウを接ぎ木する場合に使われています。
4)コーカサス(現在のグルジア共和国)原産のヴィティス・ヴィニフェラ(ヨーロッパ系)でワイン用に使用されています。
ワインに適したブドウの原産地は西アジアから、ローマ帝国がヴィティス・ヴィニフェラをヨーロッパに広めたといわれます。また、19世紀にはカリフォルニアに伝えられました。
さらに、日本原産のブドウ品種、甲州も西アジアから中国を経て日本に伝えられてそうです。ヴィティス・ヴィニフェラ(ヨーロッパ系)の代表的な品種は、カベルネ・ソービニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソービニヨン・ブラン、セミヨン、リースリング、ネッビオーロ、サンジョベーゼ等々があります。また、このブドウはフィロキセラに弱い。
先ほど出てきたフィロキセラとは、害虫で「ブドウ根アブラムシ」といいます、アブラムシはブドウの木の根についてやがてブドウの木を枯らします。
実は1863年にアメリカ大陸からフランス・ローヌに侵入し、その後ヨーロッパ全土に被害がでた。
1884年アメリカ産の台木によりフィロキセラは解決されました。
もし、解決していなければワインは存在しなかったかも知れませんね。
次回は、星野さんどっか見つかりましたか?美味しそうなお店。


  




今回は、スティルとスパークリングワイン

2008年09月05日

出久根さん、ありがとうございました。
イタリアでのエピソード楽しみにしています。
今後とも、宜しくお願致します。

今回からは、ワインについて
今回は、スティルとスパークリングワインのお話
白ワイン
基本的に無色に近い色、緑がかった黄色または、茶色みがった黄色をしています。
白葡萄を原料として、発酵には果汁のみを使用します。

赤ワイン
通常透き通ったルビー色から紫色帯びた黒に近い色までが若いワイン、
また、熟成するに従って色も薄く赤褐色に変わります。
黒葡萄を原料として、果実を潰し、アルコール発酵をおこなます。この発酵過程では、果皮、果梗や種に含まれる色素やタンニンがワインに取り入れられます。マロラティック発酵(リンゴ酸を乳酸に変換)により減酸し、まろやかになります。それから樽熟成されます。

ロゼワイン
ロゼとはフランス語で「バラ色」意味し、または、ピンクとも呼ばれます。
赤みを帯びた淡い色調、製法は、果皮の色の薄い葡萄を赤ワインのように造り、色合いを調整しながら果皮を出しワインに仕上げる。

その他に、スパークリングワインは、製造法が異なります。
製造方式は、シャンパン方式(瓶内二次発酵)、シャルマ方式(タンク内二次発酵)、トランスファ方式、炭酸ガス注入方式がある。
スパークリングワインは白葡萄と黒葡萄を使うのが一般的です。黒葡萄といっても巨砲の様に実は白い物を使用します。それは、黒葡萄を使う事によって豊かなコクが生まれます。
初めに、白ワインを造り、蔗糖と酵母と共に瓶詰めし、瓶内二次発酵(炭酸ガスが発生する)に入ります。
発酵が終わると酵母は澱となり、澱と共に熟成させる事によりワインに厚味が加わります。
倒立といって瓶の口を下にして澱を落とします。
澱が完全に落ちたら、澱が集まった部分のみ-20℃位に凍らせて栓を外すと凍った部分のみが飛び出ます。
次に目減りした分を調整し出荷されます。

次回は、知り合って12年目になるソムリエ星野君を紹介させて頂きます。
彼と知り合ったのは、恵比寿にあるフランスレストランでマネジャーとして働いていました。
数回食事に行たが、その時ピンキオーリ氏が彼に一緒に働こうと声を掛けた日本で初めての人。
今でもあの時の光景ははっきり覚えています。



ワインの保管方法

2008年08月22日

私たちは、ワインの保管に関しましては十分に注意しています。

なぜならば、ワインは生き物だからです。

今回は、ワインセラーに関しては、私の経験上

1)温度管理 2)湿度管理 3)照明 4)音 5)振動 6)空気 7)ニオイ

などを常に注意をしています。

それぞれの項目をもう少し詳しくご説明します。

 

1)温度管理

常に平均14.5度を保つようにコンピューターで管理をしています。

ワインは、温度設定により熟成速度が変わります。例えば、管理温度が高ければ早く熟成します、また温度が低ければ熟成速度が遅くなります。例えば、メロンでも常温で保管すれば早く熟し、冷蔵庫で保管すればゆっくり熟します。

また、温度は低い所と高い所では温度が異なり、私共のセラーでは約0.5度違います。(天井の高さによっても異なると思います)

従って、低いところには白ワインとか、赤ワインだとピノ・ノワールとか保管なされると良いと思います。

その他のワインは徐々に上の方に置かれると良いと思います。

 

2)湿度

湿度は約70%~80%位だと居心地が良いかも。

湿度が低すぎると、コルクが乾き易くなり、高過ぎるとラベルにカビが発生し易くなります。

国内では、白カビ、青カビが主流でワインにダメージを与え易くなります。

ヨーロッパでは黒カビが発生するのですが、ワインにはOKです。

 

3)照明

照明は出来るだけ暗いほうがワインに優しいです。

 

4)音

できるだけ静かな方が落ち着けます。

 

5)振動

振動は無い方が優しく休めます。

 

6)空気

空気は1日1回でもフレッシュな空気を与えた方リフレシュできます。

 

7)ニオイ

無臭かワインの香りがベスト。

 

ワインは生き物なので、以上の事がなされていないと、せっかく休んでいるワインが、人で例えればゆっくり眠れないからです。

10年前の話ですが、スウェーデン沖で水深64mの海底から一隻の沈没船が引き上げられました。

第一次世界大戦中の1916年10月末、ドイツの潜水艦Uボートにより沈没させられた船に

3000本のシャンパーニュが積まれていました。

日光から遮られ約摂氏4度の安定した水温で、また水圧はシャンパーニュと同じガス圧だったそうです。

82年間も安定した環境の中に置かれていたので、約2000本は保存状態が良かったそうです。奇跡的ですよね。

 

これまで、数回にわたって、私がブログを書いていましたが、実は、エノテーカピンキオーリには、私以外にも多くの優秀なソムリエが在籍しています。

これからは、順次、私とともに、一緒に頑張っているソムリエ仲間にもブログに参加してもらおうと思っています。

次回は、私と共にEnoteca Pinchiorri東京のワインを支えてくれている、シェフソムリエの出久根さんを紹介させていただきます。

ソムリエ個人によって、ワインに対する考え方や、取り組み方、エピソードなども様々です。

ぜひお楽しみに。

ワインの輸入について

2008年08月15日

私たちのワインは、全てイタリア・フィレンツェから輸入しています。 ワインはとてもデリケートなので、色々な事に手間が掛かります。 運搬の際一番注意するのが温度です。 私たちは、フィレンツェでリーファーコンテナ(温度設定されたコンテナ)に入れてジェノバ港から 東京港まで、約1ヶ月かけてワインを輸入しています。この間に非常に重大な問題があります。 年間平均気温30度前後の赤道周辺を何日もかけて2度も通過する事です。 ワインに、もの凄く大きなダメージが与えられます。 その為に、私たちがリーファーコンテナを使用する理由です。 東京港から倉庫(保冷庫)まで運び、それから約1ヶ月かけて税関の手続きを行い、 2ヶ月後にやっと銀座と名古屋のセラーに入れることが出来ます。 もちろん、倉庫から銀座と名古屋のセラーまでも保冷車にて運ばれます。 従って私たちのワインは常に一定の温度に守られて保管されています。 私たちは、ワインの輸入から販売までを、自分たちで行っています。 その為に、私たちのワインは通過経歴がはっきりしています。 この通過経路が、あと一つ大切な条件になります。 これが、あいまいだと、どこで保管されたか? リーファーコンテナを使用されたか? ワインの倉庫は保冷庫で保管されたか? 運送中は保冷車にて運送されたか? 今、例を挙げただけでも4つ疑問が出てきました。 私が思うのは、ワインは生き物であり、常に一定の状態を保ってあげなければ ストレスを溜めてしまい、 そのワインはコルクを抜かれてテースティングされた時にはじめて 正直にワインを表現しています。 簡単にいえば、自然では無いようです。 人も同じように、ストレスを抱えているときは、体調が悪かったりしますよね。 皆さんワインを管理される方は、ワインに愛情を持って扱って頂くと嬉しいですネ。 次回はワインの保管方法