ブドウ品種 カベルネ・フラン

2008年12月26日

出久根さんありがとうございました

私も、イタリアでのクリスマスを思い出してしまいました

今年も忙しいクリスマスでしたね

クリスマスが終わると、今年も終わりかと実感します

 

黒ブドウ カベルネ・フラン

カベルネ・フランはカベルネ・ソーヴィニヨンの生みの親で色は濃い方です。また、繊細なアロマとスパイシーなアロマを持ち、果実味は豊富で、長熟用のブドウでもあります。

 

カベルネ・フランとのアッサンブラージュ(ブレンド)

カベルネ・ソーヴィニヨンとは、ワインに丸みとラズベリーとか果実味が豊富な風味を与えます

メルロとは、タンニンと長熟力を与えます

カベルネ・ソーヴィニヨンよりは柔らかな渋味と、素朴な感じがします

 

地域によって呼び方が違う

フランス国内では、サンテ・ミリオンではブーシェ、ロワールではブルトン、メディランではブーシーと呼ばれています

 

名前の由来

サン・ニコラ・ド・ブルグイユの僧院にいたブルトンという僧院長が植えたものが最初とされ、それでフランスのロワールではブルトンと呼ばれています

 

気候は

カベルネ・ソーヴィニヨンより冷涼な気候でも栽培される

 

テロワール(土壌)は

砂や土壌に砂礫質が混ざったものを好む。粘土質よりも容易に成熟し、豊かなアロマを表現する事が出来る。

 

今年最後の黒田のブログになります

皆様には、いろいろとお世話になり、ありがとうございました

来年は、より一層頑張ろうと思います

皆様の、良いお年とご健康を心からお祈り申し上げます

ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン

2008年11月28日

出久根さん、ありがとうございました。

ティナあばあちゃんには、もの凄くお世話になったのですね。

 

今回は、黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニヨンです。

カベルネ・ソーヴィニヨンは世界中でも代表的なブドウ品種であり、温暖な気候が適正で、世界中の多くのワイナリーで生産されています。

また、単一ブドウまたは、ブレンドでワインが造られています。

このカベルネ・ソーヴィニヨンは1990年に遺伝学的研究でソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランとの自然交配によって出来たことが発表されました。

現在では、フランス・ボルドー地方の主要品種ですが、実は使用され始めたのは1780年位からだそうです。

どうして植えられたのか?

話によると、シャトー・ラトゥールの責任者が、パリに住んでいるのオーナーに一通の手紙を送ったそうです。

内容は「私は責任者として、一番良い畑に、カベルネ・ソーヴィニヨンを植える事を決めました。なぜならこのブドウは常にベストなワインを造る事が出来るからです。」

この一通の手紙がボルドーでの栽培の始まりで、それから40年後にはカリフォルニアでも栽培され始めたそうです。従って、ボルドーとカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンの歴史はあまり変わらないみたいですね。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、果皮が厚いので熟すのが遅く、色素が濃い品種で、タンニンが強く、若い時には暗い色合い、更に長い熟成が可能です。

また、香りは、ブラックカラント、甘草、スパイス、樹脂、ハーブ、

ラズベリー、チェリー、黒スグリ、スミレ、チョコレート、焙煎コーヒー、皮革、ミネラル、シガー等々が感じられます。

更に、全般的に寒冷の地域で栽培されると、グリーンピース、

アスパラガスのような青物臭い香りも感じられる。

有名な生産地としては、フランス・ボルドー、イタリア、

カリフォルニア、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア等で栽培されています。

次回は、星野さん宜しくお願致します。

 

ブドウ品種 セミヨン

2008年11月14日

星野さん、ちょうど新そばの季節ですね。

先日私も、山梨に新そばを食べに行きました。


前回、セミヨン種を少しだけ紹介しましたので続けます。
セミヨンはフランス・ボルドーが発祥地で、辛口白ワインとデザートワイン(貴腐ワイン)に使用される。
特徴として果皮が薄いため、貴腐菌が付きやすく、日差しが強すぎると、皮やけが出やすく、糖度は高い、しかし酸味は乏しい。
香りは、ハチミツ、洋ナシ、アカシアの花、マンゴー、アプリコットのジャム等々。
また、このブドウ品種は熟成するとより力強さが感じられたり、なめらかで豊満なネクターのような味わいにもなりやすいです。
例えば、オーストラリアでは、シャルドネの次に多く栽培されています。

貴腐ワインとは、
貴腐ブドウからつくられる甘味の強いワイン。
貴腐というのは当て字だそうで、フランスでは"pourriture noble"イタリアでは"nobile"英語は"noblerot"と呼ばれています。
また、3大貴腐ワインがあり、フランス・ボルドーのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、ハンガリーのトカイが有名です。
歴史的には、ハンガリーのトカイがもっとも古いといわれています。
貴腐とは、果皮へカビ(ボトリティス・シネレア菌)が感染する事で、果皮のクチクラ層のワックスを溶かし無数の穴が開く事で果汁中の水分が蒸発し、干しブドウの様にしなびた状態になり、糖度が高まり発酵は長い時間をかけてゆっくり進み、芳香を持ちます。
なぜカビが発生するか?
例えば、ソーテルヌはボルドー地方を流れるガロンヌ川の中流域にあり、川からの湿気で秋になると朝のうちに霧がブドウ畑に立ち込み覆われカビが生え、午後になれば霧も晴れ乾燥します。
収穫が大変?
干しブドウ状態のブドウのみを一粒一粒厳選して手で収穫しなければいけません。
更に、天候が良い日に何人もの人で一斉に収穫しなくてはいけません。

出久根さん来週は宜しくお願致します。






ブドウ品種 ソーヴィニヨン・ブラン

2008年10月31日

出久根さん、ありがとうございました。
イタリア語は覚えるのに大変でしたか?
私は、結構苦労しました。
イタリアで友人が出来てほとんど彼らから教わりました。
日常会話は、Lucaから奥様が日本人で今でも年に一度会っています。
ワインは、Marcoジャーナリストから教わりました。今ではとても有名になられています。
今でも、彼らにはお世話になっています。

白ブドウ、主としてフランス・ボルドー、ロワール地方で栽培されています。
1600年前後、ロワールのヴァンドームにあるプレパトゥール畑で栽培され
ブルボン王朝の始祖アンリ4世の酒と呼ばれていたそうです。
その後、1736年に、ボルドー・グラーブでも栽培されていたそうです。
このブドウは、しっかりとした酸味と青草やハーブの香りが印象的です。
その他に、藁、芝生、草原、スモーク、緑茶、ピーマン、猫のおしっこ、ハーブ等が感じられます。
ロワール地方では、サンセール、プーイィ・フュメが生産され、ボルドーのグラーヴ、ソーテルヌでも生産されています。
グラーヴでは、ソービニヨン・ブランとセミヨンのブレンドで作られるワインで、瓶熟成すると"猫のおしっこ"と表現される香りが使用されることもあります。
また、暖かい気候で生産される、カリフォルニア、ニュージーランドでは、更に、トロピカルフルーツのようなグレープフルーツ、ライム、パッションフルーツなどの香りも楽しめます。
気温、土壌によってワインの性格が変わるのも凄いですね。
是非、試してみて下さい。
来週は、星野さん宜しくお願致します。




ブドウ品種 シャルドネ

2008年10月17日

星野さん、ありがとうございました。
三島のうなよしは、歴史があり
とてもこだわりがあるお店ですよね。
私も以前は、沼津までお寿司を食べに行ってたのを思い出しました。
次回も宜しくお願致します。

今回は、シャルドネ種について
果皮は緑色で、白ワインの原料です。
名前はフランス・ブルゴーニュのマコネ村、シャルドネから付けられたと云われています。
現在マコネでは、プイィ・フュイッセが生産されていますが、
そこで異変種が生まれたかも?
DNAの鑑定結果によれば、シャルドネ種は、ピノ種とグアイス・ブラン種との交配種としてうまれたみたいです。
歴史的にはピノ・シャルドネの名前だったそうです。
現在では、シャルドネ種は世界中で栽培されています。
特に、フランス、アメリカ、イタリア、オーストリア、ニュージーランド等で栽培されています。
フランスでは、ブルゴーニュとシャンパーニュ地方でシャンパンも造られています。
通常は柔らかく、フルーティーな香りがするワインなのですが、
これに、オークの樽を使うことで、バニラ、スモーク、キャラメル、バター、ロースト等の香りがかもしだされます。これは、オークの樽の焼付け程度によって香りが決まってきます。
今では、このような香りを出すのに、ステンレススチールの容器にチップを入れたりする方法もあります。この方法だとオークの樽を使わずにすむのでワインが安く仕上がるそうです。
ただ、品質に関しましては...
このように世界中で作られているブドウ品種シャルドネは、おそらく世界で一番最高の白ワインを生み出していると思います。

出久根さん、イタリアでのお話し楽しみにしています。

ブドウ属

2008年10月03日

出久根さんありがとうございました。
イタリアで初めに出会ったティナおばあちゃんが思い出になる人でよかったですね。
たまに、お客様からワインが出来るブドウって食用なの?質問があります。
ブドウ属は大きく分けると、北アメリカ系、中央アジア系、台木系、ヨーロッパ系になります。
ブドウの全生産量の80%がヨーロッパで作られワイン用に使用されています。
1)北アメリカ原産のヴィティス・ラブルスカ(アメリカ系)で生食やジュースに多く利用されています。
食用でもワインは造れますが、水っぽく、酸味が少ない。
ワイン用のブドウは糖分と酸味があり、 まろやかな味と濃くがあります。
2)ヴィティス・アムレンシス(中央アジア系)は少量だけ栽培されています。
このブドウは日本の十勝ワインに用いられています。
3)ヴィティス・リバリア(台木系)はブドウの害虫「フィロキセラ」に対して抵抗力があることから現在ではヨーロッパ系のブドウを接ぎ木する場合に使われています。
4)コーカサス(現在のグルジア共和国)原産のヴィティス・ヴィニフェラ(ヨーロッパ系)でワイン用に使用されています。
ワインに適したブドウの原産地は西アジアから、ローマ帝国がヴィティス・ヴィニフェラをヨーロッパに広めたといわれます。また、19世紀にはカリフォルニアに伝えられました。
さらに、日本原産のブドウ品種、甲州も西アジアから中国を経て日本に伝えられてそうです。ヴィティス・ヴィニフェラ(ヨーロッパ系)の代表的な品種は、カベルネ・ソービニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソービニヨン・ブラン、セミヨン、リースリング、ネッビオーロ、サンジョベーゼ等々があります。また、このブドウはフィロキセラに弱い。
先ほど出てきたフィロキセラとは、害虫で「ブドウ根アブラムシ」といいます、アブラムシはブドウの木の根についてやがてブドウの木を枯らします。
実は1863年にアメリカ大陸からフランス・ローヌに侵入し、その後ヨーロッパ全土に被害がでた。
1884年アメリカ産の台木によりフィロキセラは解決されました。
もし、解決していなければワインは存在しなかったかも知れませんね。
次回は、星野さんどっか見つかりましたか?美味しそうなお店。


  




今回は、スティルとスパークリングワイン

2008年09月05日

出久根さん、ありがとうございました。
イタリアでのエピソード楽しみにしています。
今後とも、宜しくお願致します。

今回からは、ワインについて
今回は、スティルとスパークリングワインのお話
白ワイン
基本的に無色に近い色、緑がかった黄色または、茶色みがった黄色をしています。
白葡萄を原料として、発酵には果汁のみを使用します。

赤ワイン
通常透き通ったルビー色から紫色帯びた黒に近い色までが若いワイン、
また、熟成するに従って色も薄く赤褐色に変わります。
黒葡萄を原料として、果実を潰し、アルコール発酵をおこなます。この発酵過程では、果皮、果梗や種に含まれる色素やタンニンがワインに取り入れられます。マロラティック発酵(リンゴ酸を乳酸に変換)により減酸し、まろやかになります。それから樽熟成されます。

ロゼワイン
ロゼとはフランス語で「バラ色」意味し、または、ピンクとも呼ばれます。
赤みを帯びた淡い色調、製法は、果皮の色の薄い葡萄を赤ワインのように造り、色合いを調整しながら果皮を出しワインに仕上げる。

その他に、スパークリングワインは、製造法が異なります。
製造方式は、シャンパン方式(瓶内二次発酵)、シャルマ方式(タンク内二次発酵)、トランスファ方式、炭酸ガス注入方式がある。
スパークリングワインは白葡萄と黒葡萄を使うのが一般的です。黒葡萄といっても巨砲の様に実は白い物を使用します。それは、黒葡萄を使う事によって豊かなコクが生まれます。
初めに、白ワインを造り、蔗糖と酵母と共に瓶詰めし、瓶内二次発酵(炭酸ガスが発生する)に入ります。
発酵が終わると酵母は澱となり、澱と共に熟成させる事によりワインに厚味が加わります。
倒立といって瓶の口を下にして澱を落とします。
澱が完全に落ちたら、澱が集まった部分のみ-20℃位に凍らせて栓を外すと凍った部分のみが飛び出ます。
次に目減りした分を調整し出荷されます。

次回は、知り合って12年目になるソムリエ星野君を紹介させて頂きます。
彼と知り合ったのは、恵比寿にあるフランスレストランでマネジャーとして働いていました。
数回食事に行たが、その時ピンキオーリ氏が彼に一緒に働こうと声を掛けた日本で初めての人。
今でもあの時の光景ははっきり覚えています。



ワインの保管方法

2008年08月22日

私たちは、ワインの保管に関しましては十分に注意しています。

なぜならば、ワインは生き物だからです。

今回は、ワインセラーに関しては、私の経験上

1)温度管理 2)湿度管理 3)照明 4)音 5)振動 6)空気 7)ニオイ

などを常に注意をしています。

それぞれの項目をもう少し詳しくご説明します。

 

1)温度管理

常に平均14.5度を保つようにコンピューターで管理をしています。

ワインは、温度設定により熟成速度が変わります。例えば、管理温度が高ければ早く熟成します、また温度が低ければ熟成速度が遅くなります。例えば、メロンでも常温で保管すれば早く熟し、冷蔵庫で保管すればゆっくり熟します。

また、温度は低い所と高い所では温度が異なり、私共のセラーでは約0.5度違います。(天井の高さによっても異なると思います)

従って、低いところには白ワインとか、赤ワインだとピノ・ノワールとか保管なされると良いと思います。

その他のワインは徐々に上の方に置かれると良いと思います。

 

2)湿度

湿度は約70%~80%位だと居心地が良いかも。

湿度が低すぎると、コルクが乾き易くなり、高過ぎるとラベルにカビが発生し易くなります。

国内では、白カビ、青カビが主流でワインにダメージを与え易くなります。

ヨーロッパでは黒カビが発生するのですが、ワインにはOKです。

 

3)照明

照明は出来るだけ暗いほうがワインに優しいです。

 

4)音

できるだけ静かな方が落ち着けます。

 

5)振動

振動は無い方が優しく休めます。

 

6)空気

空気は1日1回でもフレッシュな空気を与えた方リフレシュできます。

 

7)ニオイ

無臭かワインの香りがベスト。

 

ワインは生き物なので、以上の事がなされていないと、せっかく休んでいるワインが、人で例えればゆっくり眠れないからです。

10年前の話ですが、スウェーデン沖で水深64mの海底から一隻の沈没船が引き上げられました。

第一次世界大戦中の1916年10月末、ドイツの潜水艦Uボートにより沈没させられた船に

3000本のシャンパーニュが積まれていました。

日光から遮られ約摂氏4度の安定した水温で、また水圧はシャンパーニュと同じガス圧だったそうです。

82年間も安定した環境の中に置かれていたので、約2000本は保存状態が良かったそうです。奇跡的ですよね。

 

これまで、数回にわたって、私がブログを書いていましたが、実は、エノテーカピンキオーリには、私以外にも多くの優秀なソムリエが在籍しています。

これからは、順次、私とともに、一緒に頑張っているソムリエ仲間にもブログに参加してもらおうと思っています。

次回は、私と共にEnoteca Pinchiorri東京のワインを支えてくれている、シェフソムリエの出久根さんを紹介させていただきます。

ソムリエ個人によって、ワインに対する考え方や、取り組み方、エピソードなども様々です。

ぜひお楽しみに。

ワインの輸入について

2008年08月15日

私たちのワインは、全てイタリア・フィレンツェから輸入しています。 ワインはとてもデリケートなので、色々な事に手間が掛かります。 運搬の際一番注意するのが温度です。 私たちは、フィレンツェでリーファーコンテナ(温度設定されたコンテナ)に入れてジェノバ港から 東京港まで、約1ヶ月かけてワインを輸入しています。この間に非常に重大な問題があります。 年間平均気温30度前後の赤道周辺を何日もかけて2度も通過する事です。 ワインに、もの凄く大きなダメージが与えられます。 その為に、私たちがリーファーコンテナを使用する理由です。 東京港から倉庫(保冷庫)まで運び、それから約1ヶ月かけて税関の手続きを行い、 2ヶ月後にやっと銀座と名古屋のセラーに入れることが出来ます。 もちろん、倉庫から銀座と名古屋のセラーまでも保冷車にて運ばれます。 従って私たちのワインは常に一定の温度に守られて保管されています。 私たちは、ワインの輸入から販売までを、自分たちで行っています。 その為に、私たちのワインは通過経歴がはっきりしています。 この通過経路が、あと一つ大切な条件になります。 これが、あいまいだと、どこで保管されたか? リーファーコンテナを使用されたか? ワインの倉庫は保冷庫で保管されたか? 運送中は保冷車にて運送されたか? 今、例を挙げただけでも4つ疑問が出てきました。 私が思うのは、ワインは生き物であり、常に一定の状態を保ってあげなければ ストレスを溜めてしまい、 そのワインはコルクを抜かれてテースティングされた時にはじめて 正直にワインを表現しています。 簡単にいえば、自然では無いようです。 人も同じように、ストレスを抱えているときは、体調が悪かったりしますよね。 皆さんワインを管理される方は、ワインに愛情を持って扱って頂くと嬉しいですネ。 次回はワインの保管方法