こんにちは。名古屋勤務の日沖 快です。
2009年09月18日
先日、本屋でみつけすぐに読破した本があります。中嶋博行先生の書いた「第一級殺人弁護」という本です。この本はとてもスリリングで読み手を夢中にさせる本です。主人公は横浜の雑居ビル街で小さな個人事務所を開く貧乏弁護士京森英二。彼は購入した自宅のローンと事務所を維持していく為日々小額の事件に追われる毎日を送る。
日弁連と各都道府県の弁護士会が創設した当番弁護士制度がありそれは弁護士が交代で毎日待機して逮捕された被疑者のもとに無料で駆けつけ法的アドバイスをする制度です。この制度は国家権力であり法的知識もある検察側と、犯罪を犯したと疑われる個人(被疑者)に力の差があり取調べ段階で発生する自白強要などの冤罪を防ぐ為に設けられた起訴前の段階で弁護士が介入する制度です。
主人公の京森はこの当番弁護士制度に登録していてその京森が嫌々ながら金にならない事件を引き受けていく。
「不法在留」「措置入院」「鑑定証拠」「民事暴力」「犯罪被害」の5編からなる。
1つ1つのテーマが措置入院、DNA鑑定、不良債権、異常犯罪などの法律知識が多く描かれているが一般の読者にもわかり易くかつ事件の展開にどきどきしながら読み進めていける文章でかかれている。中嶋博行先生は作家であると同時に弁護士で難しい法律用語をかみくだき読者の知的好奇心を刺激し小説を読み進めていける。また主人公の京森は面倒な事件は嫌いで事なかれ主義である。この嫌々引き受ける当番弁護に結局はどっぷりと事件にはまっていく。人間くさいキャラクターで親しみやすい。フィクションだが事件の展開もリアリティーがあり読み易く今まで読んだ本の中でも推薦できる本のひとつです。




