懐かしの逸品
2009年02月20日
出久根です。
最近新しいもの、新しいものと追い求める時代から、少しずつ昔の良いものを見直す時代になるといわれているそうです。新しいファッションや建築、デザインなどを造り出す、イタリア人が古き街並みのを守り続けているのは、何か関係があるのでしょうか?昔からイタリアの天才と言われる人は、一つの分野に囚われず、医学、絵画、医学、建築などすべての分野に卓越した能力を持っている人が多いようです。そのような天才を生み出すイタリアには、何かそこに秘密があるのでしょうか?
ということで今回は、エノテカ ピンキオーリの宣伝をしたいとおもいます。
3月から約1月間、コースメニューの中にフィレンツェの本店の歴史の中で特に印象深く、好評だったお皿だけを集めて構成されたコースメニューを再現することになりました。このコースの中には、フィレンツェの本店が三ツ星を獲得するのに貢献したアニー夫人の忘れられないお皿、伝統的で且つ、革新的なお皿の数々で集約されたもです。
特に19日から21日にかけては、ピンキオーリ氏とアニー夫人が日本に来日し、コースメニューに合せて、ピンキオーリ氏が厳選したワインのテイスティングコースをご用意する予定です。懐かしい料理とピンキオーリ氏、アニー夫人と共にフィレンツェ本店と銀座店の歴史を堪能して頂こうと思っています。詳しい情報は、ホームページで確認してください。
本店ではピンキオーリ氏は、非常に厳しい人で従業員、全員から恐れられていました。私が働いていた時は、本店が改装前で、非常に狭い上に上がる階段の下に男性用のトイレがありました。ある忙しい日に、気持ち悪くなった男性がトイレまで我慢できず、階段の途中で吐いてしまいました。それを掃除していたピンキオーリさんの頭の上に、私が上から皿を載せた大きな銀製のトレイを何の躊躇もなく、上から落としてしまったことがありました。上からトレイを持って階段をおりると死角になってしまい、ぶつけて、初めてその絶叫と共にピンキオーリ氏とわかりました。ピンキオーリ氏は、すぐに許してくれましたが、私の方は、顔面蒼白で、かなり落ち込んでいました。そのときにそんな私を心配してピンキオーリ氏が営業の最後に出してくれた料理がこのコースの中には、含まれています。これが私にとっての懐かしの逸品です。




