ワインの保管方法

2008年08月22日

私たちは、ワインの保管に関しましては十分に注意しています。

なぜならば、ワインは生き物だからです。

今回は、ワインセラーに関しては、私の経験上

1)温度管理 2)湿度管理 3)照明 4)音 5)振動 6)空気 7)ニオイ

などを常に注意をしています。

それぞれの項目をもう少し詳しくご説明します。

 

1)温度管理

常に平均14.5度を保つようにコンピューターで管理をしています。

ワインは、温度設定により熟成速度が変わります。例えば、管理温度が高ければ早く熟成します、また温度が低ければ熟成速度が遅くなります。例えば、メロンでも常温で保管すれば早く熟し、冷蔵庫で保管すればゆっくり熟します。

また、温度は低い所と高い所では温度が異なり、私共のセラーでは約0.5度違います。(天井の高さによっても異なると思います)

従って、低いところには白ワインとか、赤ワインだとピノ・ノワールとか保管なされると良いと思います。

その他のワインは徐々に上の方に置かれると良いと思います。

 

2)湿度

湿度は約70%~80%位だと居心地が良いかも。

湿度が低すぎると、コルクが乾き易くなり、高過ぎるとラベルにカビが発生し易くなります。

国内では、白カビ、青カビが主流でワインにダメージを与え易くなります。

ヨーロッパでは黒カビが発生するのですが、ワインにはOKです。

 

3)照明

照明は出来るだけ暗いほうがワインに優しいです。

 

4)音

できるだけ静かな方が落ち着けます。

 

5)振動

振動は無い方が優しく休めます。

 

6)空気

空気は1日1回でもフレッシュな空気を与えた方リフレシュできます。

 

7)ニオイ

無臭かワインの香りがベスト。

 

ワインは生き物なので、以上の事がなされていないと、せっかく休んでいるワインが、人で例えればゆっくり眠れないからです。

10年前の話ですが、スウェーデン沖で水深64mの海底から一隻の沈没船が引き上げられました。

第一次世界大戦中の1916年10月末、ドイツの潜水艦Uボートにより沈没させられた船に

3000本のシャンパーニュが積まれていました。

日光から遮られ約摂氏4度の安定した水温で、また水圧はシャンパーニュと同じガス圧だったそうです。

82年間も安定した環境の中に置かれていたので、約2000本は保存状態が良かったそうです。奇跡的ですよね。

 

これまで、数回にわたって、私がブログを書いていましたが、実は、エノテーカピンキオーリには、私以外にも多くの優秀なソムリエが在籍しています。

これからは、順次、私とともに、一緒に頑張っているソムリエ仲間にもブログに参加してもらおうと思っています。

次回は、私と共にEnoteca Pinchiorri東京のワインを支えてくれている、シェフソムリエの出久根さんを紹介させていただきます。

ソムリエ個人によって、ワインに対する考え方や、取り組み方、エピソードなども様々です。

ぜひお楽しみに。